浸水被害の軽減に寄与！新型ポンプで豪雨に備える

開発背景

ゲートと横軸水中ポンプを組み合わせたポンプゲートは、安価な建設コストと短い工期から、排水エリアが分散された小規模雨水ポンプ場に適しています。しかし、豪雨等による水路からの溢水リスクを回避するためには、排水開始水位を低く設定することが望ましいのですが、同時に運転停止水位との幅も狭くなるため、従来の横軸水中ポンプでは、低流入時における起動／停止の繰り返しによる電気設備の故障リスクが高まるという課題がありました。

技術概要

全速全水位運転※を行うことより課題を解決した雨水排水用の横軸水中ポンプです。本技術を導入することにより、水路内の排水を低水位から開始可能となり、豪雨等による溢水対策に効果を発揮するとともに、継続運転により起動／停止回数を減らして電気設備への負荷軽減が期待できます。

※全速全水位運転：空気を吸込む状態でも運転可能で、水位に応じて全量排水・気水混合排水・排水待機の各状態に移行しながら全速運転を行います。

当社は、浸水に強いまちづくりに貢献する本技術で、地域住民の方へ安心・安全をお届けして参ります。

詳しくは、日本下水道事業団様の記者発表資料をご覧下さい。