株式会社 石垣

お知らせ

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『プラチナシステム』を開発

日本下水道事業団殿と共同開発、世界初の技術で汚泥処分費を大幅縮減

 株式会社石垣(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石垣真)は、プラチナシステムを開発しました。
本システムは、日本下水道事業団殿との共同研究を行い、「下水汚泥由来繊維利活用システム」として、日本下水道事業団技術評価委員会において2015年10月から約1年間かけて審議・評価が実施され、2016年12月27日に同事業団理事長に答申された技術です。

従来の汚泥処理では、いずれの脱水機においても、その脱水性能は汚泥性状に大きく依存するのが実態であり、嫌気性消化を代表とする難脱水性の汚泥を低含水率化するためには、薬品費が高額になることや含水率の低減効果があまり高くないといった課題が残されていました。

今回開発したプラチナシステムは、脱水に有効に働く繊維状物を下水汚泥から回収し、脱水工程に助材として利用するものです。これまで、繊維状物は外部から投入する以外に制御する方法はありませんでしたが、本システムを導入することで、人為的に脱水供給汚泥の繊維状物量をコントロールすることが可能になり、従来よりも大幅に脱水汚泥の低含水率化や低薬注率化などが図れ、汚泥処理や処分費用の縮減に大きく貢献できます。

 

「プラチナシステム」概要

下水処理場の最初沈殿池から引き抜いた汚泥の中から繊維状物(下水汚泥由来繊維)を「回収ユニット」で「回収助材」として回収し、これを汚泥脱水機に供給する汚泥に「添加」することで、脱水汚泥の低含水率化や凝集剤の低薬注率化等、「脱水性能を大幅に改善」するシステムです。本システムの開発は、下水汚泥の新たなエネルギー利用の展開に大きく寄与するものです。

詳しくは、日本下水道事業団殿の記者発表資料をご覧下さい。