株式会社 石垣

お知らせ

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第33回優秀環境装置 日本産業機械工業会会長賞を受賞しました

高効率型圧入式スクリュープレス脱水機

当社は、社団法人日本産業機械工業会より平成18年度「第33回優秀環境装置」の表彰において「日本産業機械工業会会長賞」を受賞しました。
これは当社の製品が環境保全に極めて有効な優秀装置として高く評価されたものです。

 

2007年6月20日の表彰式に際して

(社)日本産業機械工業会の平成18年度「第33回優秀環境装置」の工業会会長賞の栄誉を手にすることができ、非常に喜んでいます。

表彰式(右:当社社長石垣真)

私共石垣は創業以来、「信頼に技術で応える」を企業理念に世の中が求める機器・技術の開発に注力してきましたが、 今回の受賞を励みに、更に精進を重ねて参ります。
受賞いたしました「高効率型圧入式スクリュープレス脱水機(ISGK IV)」の普及が、地球温暖化ガス対策の一助となることを願って止みません。

代表取締役社長 石垣真

 

受賞機器『高効率型圧入式スクリュープレス脱水機』について

従来型圧入式スクリュープレス脱水機は、省エネルギー性やろ布を使用せず構造が簡単で維持管理が容易であることなどが広く認識され、下水道施設に平成8年に1号機を納入後、平成18年度(3月末竣工を含む)までに155台の実績を有するまでになりました。
しかし、さらなる顧客ニーズの対応と普及拡大を図るため、従来型の特徴である省エネルギー性や維持管理の容易性等を継承しながら、下記の事項に対応すべく高効率型の開発を行いました。高効率型は平成15年度に1号機を納入後、現在納入予定を含めると32台の実績を有しています。

従来型との比較では、同じ脱水ケーキ含水率の場合で処理量が30-70%増大し、同じ処理量の場合で脱水ケーキ含水率が1-2ポイント低減されます。濃縮機能を付加したことで、低濃度汚濁に対しても濃縮工程を省略した直接脱水が可能。このため、大都市の下水道で増加する汚泥集約処理方式に対応でき、施設のイニシャル、ランニングの両コスト削減に貢献します。


●高効率型圧入式スクリュープレス脱水機の構造

高効率型が従来型と異なる点は、従来型において一体型であった外筒スクリーンを高効率型では濃縮ゾーン(濃縮スクリーン)とそれ以降のろ過・圧搾ゾーン(脱水スクリーン)に分割し、脱水運転時に濃縮スクリーンをスクリュー軸の回転方向に対して逆方向に回転させる濃縮機能を付加しています。

脱水機内部の脱水ケーキ含水率分布


●今後の規制に対する対応策

従来の脱水機に比べ省エネルギーで運転時のCO2排出量も少なく、消耗品であるろ材はSUS製のためマテリアルリサイクルが可能です。
このような特徴を有するため、今後環境関連の法規が強化されても対応が十分可能です。


●応用分野

下水汚泥に加えて、食品工場排水汚泥、化学工業排水汚泥、製紙工業排水汚泥等、種々の有機性排水汚泥の脱水処理に適用できます。
また、ろ布を使用していないので油分を多量に含んだ汚泥には、ろ布のように目詰まりがないため非常に効果的です。

高効率型圧入式スクリュープレス脱水機外観

 

高効率型圧入式スクリュープレス脱水機について詳しく見る